SDGsゼミ「ジェンダー平等 啓発ワークショップ」参加報告
2018.07.15
SDGs(持続可能な開発のための目標)の目標5に「ジェンダーの平等を実現しよう」があります。KSプロジェクトのSDGsゼミは今年度から、家庭科の教員が加わりジェンダー班が立ち上がりました。そのジェンダー班の取り組みとして、資生堂×UN Women「ジェンダー平等啓発ワークショップ2018」に参加しています。6月22日(金)に資生堂とUN Womenの方々が本校にお越しくださり、世界や日本におけるジェンダーの課題について講演をしていただきました。SDGsゼミ生に加え、有志の生徒の総勢33名が参加をしました。UN Women(国連の組織)の方からは世界では女性の教育の機会や就労の機会が保障されていないこと、痛ましい様々な差別があることを学びました。また、資生堂の方からは日本における男女の賃金格差や女性の政治や経済活動への参加の実状、それに対する資生堂の取り組みについてなど話をしていただきました。
後半のディスカッションでは、生徒達から質問が飛び交いました。UN Womenの方には「ジェンダーに対する課題はLGBTIQの方々に対する差別解消も含んでいるのではないのですか?」、資生堂の方には「どうして日本では会社役員や国会議員の女性の割合が少ないのですか?」など、生徒からの発問からはじまり、ディスカッションが続きました。ディスカッションは30分あっても終わらず、一旦会を締めてから、さらに1時間以上、有志で残って、資生堂やUNWomenの方々と議論をしました。
資生堂で高校生に対するワークショップの取り組みを始めて、海城が初の男子校との事でした。「ジェンダーについての問題は女性だけが考えるのではだめ。男性もしっかり考えないと社会は変わらない。」男子校だからこそ、取り組む意義は大いにあります。これから様々な場所に取材にいって、ジェンダーの課題と解決に向けた行動について考えていきます。
講演の様子
会の後もディスカッションが続きました。